モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国の大手金鉱会社、紫金鉱業集団(
02899)の株価が向こう30日以内に約80%の確率で上昇すると予想した。『AAストックス』が6日伝えた。
モルスタは、金の先物価格が史上最高値を更新し、初めて1オンス当たり2100米ドルを超えたことが紫金鉱業集団の株価支援材料になっていると指摘。純産金企業の山東黄金鉱業(
01787)と招金鉱業(
01818)に比べ、株価と金相場の連動性がやや低いものの、銅と金の販売増も紫金鉱業集団の成長力になっているとの見方を示した。金価格が1%上昇するごとに紫金鉱業集団の2024年純利益が0.6%押し上げられると試算し、金部門の粗利益が全体の約30%を占めると予想した。
紫金鉱業集団の株価は日本時間午後4時46分現在、前日比5.57%高の14.02HKドルで推移している。