BofAセキュリティーズ(BofAS)は最新リポートで、香港コングロマリットの新世界発展(
00017)の2023年12月中間決算が予想から下振れしたことで、2024年6月期−26年6月期の予想コア純利益を10−19%下方修正し、目標株価を9.5HKドルから9.0HKドルに引き下げた。投資判断はレバレッジ水準の懸念を反映して「アンダーパフォーム」に据え置いた。『AAストックス』が5日伝えた。
BofASは、新世界発展が香港セン湾のショッピングモール「愉景新城(D-PARK)」を華懋集団(チャイナケム・グループ)に40億2000万HKドルで売却したことについて、売却額は純不動産収入の資本化率を5.5%として算定されており、最近の市場取引実勢とほぼ一致していると指摘。新世界発展がK11Atelier King's Road商業ビル、ホテル資産の持ち分、銅鑼湾の商業施設「パールシティー」などの非中核資産の放出を続けるとみている。
新世界発展の株価は日本時間午後4時57分現在、前日比2.51%安の8.55HKドルで推移している。