週明け4日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.41%高の3039.31ポイントだった。深セン成分指数は0.04%高の9438.24ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆771億400万元だった。
上海総合指数は、序盤はマイナス圏での推移が目立ったが、中盤以降はほぼプラス圏で推移し、終値は昨年11月24日以来、約3カ月半ぶり高値だった。最近の上昇を受けて利益確定の売りが相場の重しとなったが、前週末の米株高が好感されたほか、全国人民代表大会(全人代)の開幕をあすに控えて政策期待も強く、相場の支えとなった。セクター別では、医療サービスや漢方薬、製薬などが買われたほか、貴金属も高かった。半面、保険が全面安。自動車や不動産開発も売られた。
A株市場では、富士康工業互聯網(
601138)や中国船舶重工(
601989)、万達電影(
002739)、紫光(
000938)などの上昇が目立った。半面、資金繰りの悪化懸念を受けて万科企業(
000002)が大きく売られたほか、同業の招商局蛇口工業区控股(
001979)や保利発展控股集団(
600048)も売られた。新華人寿保険(
601336)や万華化学集団(
600309)の下落も目立った。
上海B株指数は0.43%高の264.30ポイント、深センB株指数は0.14%高の1077.70ポイント。