2024-03-04 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:小反落、方向感欠く 理想汽車が約13%安
週明け4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前営業日比0.06%安の16578.95ポイントだった。中国企業指数は0.32%安の5710.78ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で610億4000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、前週末終値を挟んで一進一退の方向感を欠いた展開。全国人民代表大会(全人代)があす開幕し、李強首相が政府活動報告を読み上げるとあって積極的な買いを手控えるムードが広がった。2024年の国内総生産(GDP)成長率や財政赤字の対GDP比率などの目標設定が注目されている。ただ、前週末のNY市場で長期金利の低下を背景にハイテク株が上昇した流れを引き継いだ買いも入り、一定の支えとなったもよう。
個別では、電気自動車の理想汽車(
02015)が13%近く反落。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、不動産株の華潤置地(
01109)、中国海外発展(
00688)、碧桂園服務(
06098)はそろって続落した。香港コングロマリットの新世界発展(
00017)も安い。一方、医薬品受託開発の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)と薬明生物技術(
02269)がともに11%超となった。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、ガラス大手の信義光能(
00968)、生活アプリ運営の美団(
03690)は大幅に続伸。電動工具の創科実業(
00669)も買われた。