1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.75%高の16636.06ポイントだった。中国企業指数は1.15%高の5743.06ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で626億6000万HKドル。
ハンセン指数は続落してスタート。決算が市場予想から下振れした銘柄が朝方に大きく売られた。ただ、前日の米ハイテク株高を受けた買いが入って相場をプラス圏に押し上げ、結局は前場の高値圏で引けた。注目された1月の米個人消費支出(PCE)物価指数の伸び率がほぼ市場予想通りとなり、インフレが再加速すれば米連邦準備理事会(FRB)が利下げを大幅に先送りしかねないとの懸念が後退した。
個別では、生活アプリ運営の美団(
03690)が8.40%高となり、相場の上昇を主導。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)は大幅に続伸した。医薬品卸売りの国薬控股(
01099)、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)も高い。半面、前日に大引け後に2023年12月中間決算を発表した新世界発展(
00017)が大幅安。電動工具の創科実業(
00669)、ミネラルウオーター大手の創科実業(
00669)も売られた。