2024-03-01 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:小幅続伸、前日終値挟んでもみ合い 貴金属株が全面高
1日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前日比0.09%高の3017.81ポイントだった。深セン成分指数は0.45%高の9372.64ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6677億4700万元だった。
上海総合指数は方向感を欠き、前日終値を挟んでもみ合った。前日の米株高が好感されたほか、中国では「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)の開幕が来週に控えており、政策期待は強いものの、週末を前に利益確定の売りが広がり、相場の重しとなった。国家統計局が発表した2024年2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.1となり、市場コンセンサス予想と一致。中国メディアの財新が発表した2月の製造業PMIは50.9と、市場予想の50.6を上回った。セクター別では、貴金属が全面高となったほか、コンシューマーエレクトロニクスや電源設備なども買われた。半面、航空・空港運営が全面安。教育や海運・港湾も売られた。
上海B株指数は0.46%高の262.56ポイント、深センB株指数は0.20%安の1074.67ポイントだった。