1日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日大引け後に発表された決算の予想下振れを受け、失望売りが出て相場を押し下げている。中国国家統計局が寄り付き直後に発表した2024年2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.1と前月比で0.1ポイント低下し、投資家心理の悪化につながったもよう。
指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.75%安の16388.25ポイントで推移している。個別では、2023年12月本決算の純利益が市場予想を下回ったネットイース(
09999)、23年12月中間決算のEPSが予想から下振れした新世界発展(
00017)が大幅安。アジア保険会社のAIAグループ(
01299)が売られて相場の重荷となっている。半面、ハイテク株のSMIC(
00981)とレノボグループ(
00992)、電気自動車メーカーの理想汽車(
02015)が高い。