2024-02-29 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(28日):ダウ23米ドル安と小幅に3日続落、翌日のインフレ指標を控え様子見
28日のNY株式相場は下落。翌日の1月個人消費支出(PCE)価格指数の発表を控えた様子見が続いたほか、AIラリーの持続性への警戒感も重しとなった。ダウ平均は朝方に230米ドル安まで下落後、23.39米ドル安(-0.06%)と小幅に3日続落して終了。S&P500とナスダック総合も終日マイナス圏で推移し、それぞれ0.17%安、0.55%安と反落した。
ダウ平均採用の30銘柄はボーイング(+2.78%)、ディズニー(+1.26%)、ビザ(+0.87%)など18銘柄が上昇したものの、独禁法違反での調査が報じられたユナイテッドヘルスが2.95%安となり1銘柄でダウ平均を99ドル余り押し下げたほか、ダウ・インク、インテルも1-2%下落した。S&P500の11セクターは不動産、金融、一般消費財、資本財など7セクターが上昇し、コミュニケーション、IT、ヘルスケアなど4セクターが下落した。
金融政策の見通しを巡り、米連邦準備理事会(FRB)が注視する1月PCE価格指数の発表待ちが続いた。1月PCE価格指数は、変動の大きい食品、エネルギーを除くコア指数が前月比で+0.4%と12月の+0.2%から上昇が見込まれ、前年比では+2.8%と12月の+2.9%から鈍化が見込まれている。PCEの発表を控え、米10年債利回りは前日の4.315%から4.2678%に低下した。