21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続伸。前場終値は前日比3.00%高の16735.49ポイントだった。中国企業指数は3.60%高の5718.07ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で647億6000万HKドル。
ハンセン指数は反落して寄り付いたものの、朝方に上げに転じた。商いを伴って上げを広げ、前場の高値圏で引けた。中国政府が前日の利下げに続いて景気刺激策や株式相場下支え策を打ち出すとの期待から、幅広いセクターで買いが優勢となった。中国本土市場の上昇も投資家心理を強気に傾けたもよう。
個別では、不動産開発の龍湖集団(
00960)が10%超上げたほか、新薬開発受託の無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、生活アプリ運営の美団(
03690)、ビール大手の華潤ビール(
00291)が大幅に続伸した。パソコン大手のレノボグループ(
00992)、保険大手の中国平安保険(
02318)も高い。一方、宝飾品販売の周大福珠宝(
01929)、中国石油大手のCNOOC(
00883)が反落した。