2023-12-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、マイナス圏に沈むも買い戻しが支え
8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.21%高の16379.60ポイントだった。中国企業指数は0.03%安の5613.84ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で411億HKドル。
ハンセン指数は前日のNY市場が上昇した流れを引き継いで反発して始まったものの、ほどなくマイナス圏に沈んだ。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが新たに中国人寿保険(
02628)や中国人民財産保険(
02328)などの格付け見通しを引き下げたことが嫌気された。ムーディーズは5日に中国の信用格付け見通しを引き下げた後、6日に40以上の中国資本企業と22の地方政府融資プラットフォームの格付け見通しを引き下げている。ただ、ハンセン指数は約1年1カ月ぶりの安値水準とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がり、プラス圏に浮上して前場の取引を終えた。
個別では、AIAグループ(
01299)やアリババ集団(
09988)が買われて指数を押し上げたほか、舜宇光学科技(
02382)や華潤ビール(
00291)、トリップ・ドットコム(
09961)などの上昇も目立った。半面、周大福珠宝(
01929)が大幅安。本土不動産株の中国海外発展(
00688)や華潤置地(
01109)、自動車株の吉利汽車(
00175)や理想汽車(
02015)も売られた。