2023-12-08 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:5日ぶりに反発、買い戻しが支え 様子見気分も
8日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.43%高の2978.98ポイントだった。深セン成分指数は0.56%高の9573.00ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5640億5100万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた。序盤は前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、その後はプラス圏で推移した。指数は約6週間ぶりの安値圏で推移しているとあって、値ごろ感の強まった銘柄を買い戻す動きが相場を支えた。もっとも、中国経済の先行き不安が根強いなか、11月の物価統計の発表を翌日に控え、様子見気分も漂った。2980ポイント付近は上値の重さが目立っている。
セクター別では、ガスが全面高。電子部品、通信設備、半導体なども高い。半面、不動産サービスが全面安となったほか、繊維・アパレル、不動産開発、自動車などが売られた。
上海B株指数は0.83%高の229.14ポイント、深センB株指数は0.1%安の1071.95ポイント。