2023-12-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、一時3000ポイント割れ 米中経済指標控え見送りムード
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.69%安の3002.09ポイントだった。深セン成分指数は0.94%安の9570.02ポイントと5営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4982億5300万元だった。
上海総合指数は安く寄り付き、次第に下げ幅を広げる展開。前引けにかけて、心理的節目の3000ポイントを小幅ながら一時割り込む場面があった。中国景気の先行き不安が根強いなか、週内に11月の中国の貿易統計と物価統計の発表を控え、積極的な買いを見送る気分が広がった。また、米金融政策を見極めるうえで重視される米雇用統計も8日に発表される。
セクター別では、貴金属と造船が全面安のほか、ゲーム、半導体、インターネットサービスが売られた。半面、自動車サービス、バッテリー素材、食品・飲料が買われた。
上海B株指数は0.60%安の226.04ポイントと続落。深センB株指数は0.02%高の1069.25ポイントと5営業日ぶりに反発した。