2023-06-01 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反発、米デフォルト懸念の後退や財新製造業PMIの予想上振れを好感
1日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比0.82%高の18383.47ポイントだった。中国企業指数は0.92%高の6220.01ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で757億1000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返し、その後はプラス圏でもみ合った。米政府の債務上限を停止する法案が米国時間の31日夜(日本時間1日午前)に米連邦議会下院で可決されたことを受け、米国の債務不履行(デフォルト)への懸念が大きく後退した。午前中に発表された5月の中国財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が50.9と前月に割り込んでいた50を上抜け、市場予想の49.5を上回ったことも好感された。もっとも、米金融引き締めの長期化や中国経済の先行き不安への懸念が根強く、上昇率1%を超える水準では上値の重さが目立った。
個別銘柄では、前日に下げがきつかった医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、大型ネット株の美団(
03690)、JDドットコム(
09618)、百度(
09888)、テンセント(
00700)が買い戻された。ガス会社の新奥能源(
02688)や、電動工具大手の創科実業(
00669)も高い。半面、乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)、香港不動産株の恒基兆業地産(
00012)、新世界発展(
00017)、本土不動産デベロッパーの龍湖集団(
00960)などが売られた。