週明け29日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前営業日比0.26%安の18698.01ポイントだった。中国企業指数は0.58%安の6296.68ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で588億7000万HKドル。
ハンセン指数は、前週末の米株高を受けて高く寄り付いたものの、米利上げ打ち止め期待が後退したことで、次第に上値を切り下げる展開。26日に発表された米4月個人消費支出(PCE)コア指数は前月比0.4%と前月分や市場予想の0.3%を上回り、前年比でも4.7%と前月分と予想の4.6%を上回った。米連邦準備理事会(FRB)が重視するインフレ指標だけに、金融引き締めが続くとの見方が広がった。中国の景気減速への根強い警戒感も相場の重荷だった。
生活情報アプリ運営の美団(
03690)が6.43%安となったほか、JDドットコム(
09618)やテンセント(
00700)などネット株の下落が目立つ。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、自動車販売の中升集団(
00881)、製薬の石薬集団(
01093)も大幅安。半面、オンラインゲームのネットイース(
09999)が急上昇。ハイテク株の百度(
09888)とSMIC(
00981)、レノボグループ(
00992)も高い。