2023-05-25 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:大幅に3日続落、19000ポイント割れ リスク回避が続く
25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3日続落。前場終値は前日比2.06%安の18721.52ポイントだった。中国企業指数は2.27%安の6331.18ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で550億4000万HKドル。
ハンセン指数は心理的節目の19000ポイントを割り込んで寄り付いた後、じりじりと下げ幅を拡大した。米債務上限問題を巡る与野党の協議に進展がみられず、米デフォルトの可能性が意識されるなか、運用リスクを回避する動きが続いた。欧米の金融引き締めの長期化への懸念に加え、本土市場が軟調に推移したことも地合いを悪化させた。
個別銘柄では、海運株の東方海外(
00316)、スポーツ用品メーカーの李寧(
02331)、大型ネット株のJDドットコム(
09618)、美団(
03690)の下げが目立った。本土不動産株の碧桂園(
02007)、ビールメーカーの華潤ビール(
00291)も大幅安。半面、1−3月期決算を発表したスマートフォン大手の小米集団(
01810)や、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)、長江グループ系公益事業者の長江インフラ(
01038)が小幅高。