19日の香港市場で中国ネット通販最大手のアリババ集団(
09988)が安い。株価は日本時間午前11時41分現在、前日比5.47%安の82.95HKドルで推移している。前日大引け後に発表した2023年1−3月期の非GAAPベースの純利益が前年同期比38%増加したものの、中国ネット通販部門の顧客管理収入(CMR)が同5%減となり、予想を下回った。また、通販サイト「淘宝(タオバオ)」と「天猫(Tモール)」の総取引額(GMV)は1桁台半ばの下落となった。『AAストックス』によると、UBSはCMRの予想下振れが株価にネガティブな影響を与えるとの見方を示した。
アリババ集団の23年1−3月期決算は売上高が2%増の2082億元、純損益は前年同期の162億4100万元の赤字から235億1600万元の黒字に転換。非GAAPベースの純利益は38%増の273億7500万元で、予想を上回った。