2023-05-17 |
香港/投資判断/その他製造 |
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舜宇光学科技の投資判断を「オーバーウエート」に引き上げ=モルスタ
モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国の大手光学部品メーカー、舜宇光学科技(
02382)の投資判断をこれまでの「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き上げ、目標株価を106HKドルに据え置いた。スマートフォン用のペリスコープ望遠レンズや、現実世界と仮想世界を複合・融合させた複合現実(MR)関連の新製品の投入が株価の起爆剤になるとの見方を示した。『AAストックス』が17日伝えた。
モルスタは年初に示した慎重な見方とは逆に、舜宇光学科技のリスク・リターンの魅力が高まってきていると指摘。2022年10−12月期の業績の悪化や23年1−3月期の出荷の低迷が市場で織り込み済みとの見方を示した。スマホメーカーは23年4−9月期に在庫解消を終え、出荷の正常化に伴い業界が回復を迎えるとした。これに加え、向こう6−12月期にわたり、携帯端末用レンズセットと車載レンズセットの受注拡大も株価支援材料になると予想した。
同業のQテクノロジー(
01478)に関しては、投資判断を「オーバーウエート」に据え置き、目標株価を6HKドルから5HKドルに引き下げた。
舜宇光学科技の株価は日本時間午後4時7分現在、前日比2.14%安の82.45HKドルで推移している。