2023-05-17 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:反落、米中株安を嫌気 医薬品関連に売り
17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.55%安の19867.87ポイントだった。中国企業指数は0.38%安の6763.53ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で424億4000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた。朝方にいったん下げ幅を広げた後、切り返して一時プラス圏に浮上する場面があったものの、買いの勢いは続かなかった。米債務上限問題を巡る不透明感から16日のNY株式相場が反落し、きょうの中国本土相場も下げたことで投資家が運用リスクをとりにくくなったもよう。中国の景気回復の鈍さも改めて意識されている。
個別では、医薬品関連の下落が目立ち、翰森製薬(
03692)、薬明生物技術(
02269)、石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)が売られた。不動産株の碧桂園(
02007)と碧桂園服務(
06098)、龍湖集団(
00960)、繊維株の申洲国際集団(
02313)は大幅に続落。電動工具大手の創科実業(
00669)は大口顧客である米ホーム・デポの業績悪化を嫌気した売りが膨らんだ。半面、2023年1−3月期決算をきょう発表するテンセント(
00700)とあす発表予定のアリババ集団(
09988)が買われた。ハイテク株のSMIC(
00981)と百度(
09888)も高い。衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)は大幅に反発した。