2023-03-27 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】方向感乏しいか、心理的節目の20000ポイント意識
週明け27日の香港市場は方向感に乏しい相場か。欧米の金融システム不安に対する懸念はくすぶるものの、前週末の米株式相場が上昇した流れが支えになるだろう。ハンセン指数が心理的節目の20000ポイント付近でもみ合う展開が予想される。
決算発表がピーク期に入り、個別に材料が出た銘柄が引き続き活発に物色されそうだ。きょうはハンセン指数構成銘柄の康師傅控股(
00322)と翰森製薬(
03692)が2022年12月本決算を発表する。
24日のNY株式相場は主要3指数がそろって続伸した。ドイチェバンクのクレジット・デフォルト・スワップが突如上昇したことで欧州金融機関の破綻リスクが意識されたが、米地銀株が軒並み上昇した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)が香港終値を下回った一方で、香港不動産株の長江実業集団(
01113)が上回って引けた。