マッコーリーは最新リポートで、総合金融サービスグループ、中国平安保険(
02318)の目標株価をこれまでの27HKドルから41%引き上げて38.2HKドルに設定した一方、投資判断を「アンダーパフォーム」に据え置いた。2022年の新契約価値(VONB)が軟調だったことなどを理由に、2023−24年調整済みEPS予想をそれぞれ3.6%、1.8%下方修正した。『AAストックス』が17日伝えた。
中国平安保険の22年10−12月期純利益と税引き後営業利益はそれぞれ市場予想を18%、4%下回ったと指摘。株式投資の評価損や資産管理事業の大幅な赤字、中小企業向け融資の信用コストの上昇が影響したとの見方を示した。
同期間の新契約価値も市場予想を下回ったが、経営陣が23年1−3月期の新契約価値についてプラスに転じるとの見通しを示したことに言及。貯蓄型商品が新契約価値の成長源になるとの見方を示した。
中国平安保険の株価は日本時間午後4時10分現在、前日比2.18%高の51.60HKドルで推移している。