CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、恒隆集団傘下の不動産会社、恒隆地産(
00101)について、2022年12月本決算で純利益はCLSAの予想を14%下回ったものの、新型コロナウイルスの流行下で中国本土の不動産賃貸業務は健闘したと評価した。往来の正常化を受けて海外で高級品を購入する動きが予想されるが、これまでが低水準だったことに加え、消費者の習慣や高級品の世界的な価格設定などの変化もあり、影響は軽減されると予想した。投資判断は「買い」に維持し、目標株価は20HKドルから18.7HKドルに引き下げている。『AAストックス』が7日伝えた。
CLSAは、中国本土の各都市では外食や映画、旅行、高級品販売などが全面的な回復をみせており、コロナ前の2019年を超える水準に達しているものもあると指摘。コロナ禍はすでに過去のものとなっており、消費活動は正常化しているとした。
恒隆地産の株価は日本時間午後0時38分現在、前日比1.79%高の15.88HKドルで推移している。