中国の大手金鉱会社、紫金鉱業集団(
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ローズベル金鉱事業はスリナム北部のローズベル鉱床とサラマッカ鉱床で行われている。それぞれ2004年、2020年下半期に採掘が始まった。同事業の金鉱資源量は21年末時点で217トンに上り、22年2−12月の金生産量は6.1トンを計画している。買収当初は向こう12年間の年間平均生産量が8.6トンを見込んでいたが、紫金鉱業集団は5億7000万米ドルを投じて技術改良を行い、向こう10年の年間平均生産量は10.17トンに増える見通し。