中信証券は最新リポートで、中国のインターネットサービス大手、テンセント(
00700)の目標株価を451HKドルとし、投資判断を「買い」に据え置いた。2022年10−12月期業績について、新型コロナウイルス感染症の影響で売り上げ成長に下押し圧力がかかり、売上高は前年同期比1.6%減の1419億元と予想。一方、コスト削減の効果で非国際会計基準(非IFRS)ベースの純利益は15.7%増の288億元を見込む。『AAストックス』が26日伝えた。
23年の展望に関し、「ゼロコロナ」政策の終了でマクロ経済が安定し、動画配信部門の商業化の加速や、新オンラインゲームの投入が寄与してテンセントの業績がプラス成長に回復すると予想。また、コスト削減が進み、利益率のさらなる改善が見込めるとした。2022−24年の非IFRSベースの純利益予想はそれぞれ1147億元、1409億元、1673億元に設定した。
テンセントの株価は日本時間午後4時35分現在、前営業日比3.32%高の404.80HKドルで推移している。