2022-11-28 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:続落、一時17000ポイント割れ 不動産株・金融株に売り
週明け28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比1.98%安の17225.41ポイントだった。中国企業指数は2.16%安の5841.87ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で707億HKドル。
ハンセン指数は全面安で始まり、寄り付き直後に心理的節目の17000ポイントを割り込む場面があった。中国本土で新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、主要都市に封鎖措置や行動制限が導入されたことで景気悪化を警戒する売りが膨らんだ。前週末の米ハイテク株安も嫌気されたもよう。中国人民銀行(中央銀行)は25日、預金準備率を12月5日付で0.25%下げると発表したが、反応は限定的。国務院(内閣に相当)が22日の常務会議で預金準備率引き下げを打ち出しており、相場に織り込まれていたもよう。
個別では、不動産株の碧桂園(
02007)と碧桂園服務(
06098)、龍湖集団(
00960)が急落。保険株の中国平安保険(
02318)と中国人寿保険(
02628)、AIAグループ(
01299)、銀行株の招商銀行(
03968)とハンセン銀行(
00011)も売られている。半面、カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、香港コングロマリットの新世界発展(
00017)が高い。ビール大手の華潤ビール(
00291)とバドワイザーAPAC(
01876)は反発した。