2022-11-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、3100ポイント割れ 「ゼロコロナ」で一層の景気悪化を懸念
週明け28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前営業日比1.03%安の3069.66ポイントだった。深セン成分指数は1.05%安の10789.25ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5008億1700万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3100ポイントを割り込んで寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。国内の新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、27日に新たに4万347人(前日比+556人)の感染が確認され、データを比較できる2020年4月以降で最多を更新した。当局が「ゼロコロナ」政策を堅持するなか、行動規制などの強化で景気が一層冷え込むことへの懸念が強まっている。中国人民銀行(中央銀行)が前週末に預金準備率を0.25%下げると発表したが、相場の反応は限られた。
セクター別では、銀行、証券、保険が売られたほか、教育、不動産サービス、医療サービスも安い。半面、観光・ホテル、航空・空港運営、採掘が上昇した。
上海B株指数は0.9%安の287.04ポイント、深センB株指数は0.81%安の1111.71ポイント。