2022-11-21 |
香港/企業動向/空運 |
|
キャセイ・パシフィック、22年連結決算は大幅赤字の見通し
香港のフラッグキャリア、キャセイ・パシフィック(
00293)は18日大引け後、2022年の連結決算が大幅な赤字となる見通しを明らかにした。同社航空事業と子会社の22年下半期の業績は同年上半期と比べて改善するものの、同年通期では赤字を見込む。関連会社は大幅な損失を出す見通し。
同社は今年初め、営業キャッシュフローが8月以降にプラスに転じる見通しを示していた。しかし香港の渡航制限と検疫措置が緩和されたことで、営業キャッシュフローが22年下半期全体でプラスになるとの見方に改めた。
最高顧客・商務責任者の林紹波氏は年内の業務状況について「先ごろ明らかにした見通しでは10−12月に旅客輸送が3000便増え、22年末までに客輸送能力をコロナ禍前の3分の1まで回復させる目標を達成できる」「貨物については、今年のピークシーズンは昨年の前例のない高水準と比べれば見劣りするものの、ネット通販の季節イベントと南半球の農産物収穫期入りを背景に貨物量が増えていく」と語った。
キャセイ・パシフィックの株価は日本時間午後0時1分現在、前営業日比2.41%安の7.30HKドルで推移している。