中国のネット通販最大手、アリババ集団(
09988)は17日大引け後、香港上場の扱いを現在の「セカンダリー上場」から「プライマリー上場」へ切り替える手続きについて、2022年末までに完了しない見通しを明らかにした。ここ数カ月にわたり準備を進めてきたが、香港市場の改正規定に適合するためには新たな従業員持ち株計画を策定し、株主に審議を求める必要がある。同社は市場や外部環境の変化などを注視しつつ、状況を分析し、株主に進展に関する情報を開示するとした。
同社は今年8月、「セカンダリー上場」から「プライマリー上場」への切り替えを香港証券取引所に申請した。当初は22年末までに手続きが完了する見通しを示していた。
アリババ集団の17日終値は前日比0.70%安の78.25HKドル。