シティグループは最新リポートで、米連邦準備理事会(FRB)が今年10−12月期と来年1−3月期に計1.5%の利上げを行うと予想した。うち、今年11月に0.75%、12月に0.5%の利上げを行うとみている。また、米10年債利回りは4.5−5%まで上昇し、2008年の金融危機前の水準に近づくとした。『AAストックス』が3日伝えた。
これを踏まえ、シティはハンセン指数の2022年末時点の目標値を23456ポイントから20000ポイントに引き下げた。2023年末は23000ポイントに設定。香港が中国本土に先立って防疫対策を緩和したことから、A株よりもH株を選好している。
個別では、現在の株価水準が2009年の金融危機前の水準を下回っているとし、6銘柄をピックアップした。具体的には、ペトロチャイナ(
00857)、チャイナ・モバイル(
00941)、チャイナ・ユニコム(
00762)、電能実業(
00006)、中国人寿保険(
02628)、恒隆地産(
00101)の6銘柄。投資判断はいずれも「買い」、目標株価はそれぞれ4.4HKドル、68.8HKドル、4.8HKドル、57HKドル、17HKドル、19.3HKドルに設定した。