2022-09-28 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、利益確定売りが優勢 人民元安で資金流出を懸念
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.75%安の3070.64ポイントだった。深セン成分指数は1.46%安の11011.51ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4098億7400万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、下げ幅を拡大した。中国当局の相場下支え策への期待から前日後場に急伸し、3100ポイント手前で終えただけに、国慶節の大型連休を控えて利益確定売りが優勢。中国本土からの資金流出への警戒感も地合いを悪化させた。オフショア為替市場で1米ドル=7.22元以上の水準で推移しており、2008年以来の米ドル高・人民元安となっている。
セクター別では、バッテリー素材、バッテリー、電機が全面安。非鉄金属、太陽光発電設備、軍需関連も安い。半面、ガス、保険、銀行が買われた。
上海B株指数は0.76%安の281.26ポイント、深センB株指数は0.68%安の1150.81ポイントだった。