2022-09-23 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:3日続落、18000ポイント割れ 世界景気の減速警戒
23日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日続落。前場終値は前日比0.85%安の17994.29ポイントだった。中国企業指数は0.94%安の6137.84ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で412億2000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた。朝方に小幅ながらプラス圏に浮上する場面があったものの、切り返して下げ幅を拡大。心理的節目の18000ポイントを割り込んで前場の取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が大幅利上げを継続する姿勢を示したことで、各国の中央銀行が同時並行的に金融引き締めを強化し、世界景気が後退するとの懸念が広がった。22日のNY市場では長期金利の指標となる米10年債利回りが2011年2月以来となる3.718%まで上昇。同日にダウ平均など主要3株価指数がそろって3日続落した上、香港時間きょうのダウ平均先物が下落して投資家心理を悪化させた。
個別では、ハイテク株の下落が目立ち、スマートフォン関連の舜宇光学科技(
02382)と小米集団(
01810)、インターネットサービスのJDドットコム(
09618)、テンセント(
00700)、美団(
03690)、アリババ集団(
09988)が売られた。カジノ運営のサンズ・チャイナ(
01928)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)の下げがきつい。半面、プライムレート引き上げを材料にHSBC(
00005)、ハンセン銀行(
00011)、中銀香港(
02388)が買われた。石油株のペトロチャイナ(
00857)とシノペック(
00386)、CNOOC(
00883)が高い。通信株のチャイナ・モバイル(
00941)とチャイナ・ユニコム(
00762)は続伸した。