中国政府系不動産デベロッパーの華潤置地(
01109)は22日大引け後、インフラREIT(不動産投資信託)を上海証券取引所に分離上場する計画を発表した。ファンドマネジャーの華夏基金管理が組成するインフラ証券投資公募ファンドが上場し、11億2000万元を調達して華潤置地のプロジェクト資産2件の全権益を取得する。上場の時点で華潤置地が戦略投資家として公募ファンドの34%を取得し、残り66%が公開される。
公募ファンドの裏付けとなる資産は上海市松江区にある2つの保障性賃貸住宅で、現時点で華潤置地が100%保有している。
華潤置地は、インフラREITの分離上場によってエクイティファイナンスの幅が広がり、伝統的なデットファイナンスへの依存を減らすことができると説明した。
華潤置地の株価は日本時間午前11時1分現在、前日比1.09%高の32.50HKドルで推移している。