21日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比1.51%安の18496.95ポイントだった。中国企業指数は1.88%安の6285.18ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で389億7000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付き、じりじりと下げ幅を拡大。幅広いセクターで売りが先行し、3月15日に付けた終値ベースの直近安値(18415.08ポイント)に接近した。20日のNY市場で米長期金利2011年以来となる3.60%台に上昇し、株式相場が下落した流れを引き継いだ。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を日本時間22日午前3時に控え、米連邦準備理事会(FRB)がタカ派姿勢を示すとの見方が広がった。
ハンセン指数構成銘柄ではハイテク株の下落が目立ち、舜宇光学科技(
02382)、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)、小米集団(
01810)、百度(
09888)が売られた。ガラス大手の信義ガラス(
00868)と同社傘下の信義光能(
00968)は大幅安。本土系不動産株の碧桂園(
02007)と碧桂園服務(
06098)は続落した。一方、海運の東方海外(
00316)、香港商業不動産の九龍倉置業地産(
01997)が続伸している。