20日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比1.33%高の18812.22ポイントだった。中国企業指数は1.36%高の6424.50ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で397億HKドル。
ハンセン指数はじりじりと上げ幅を広げた。前日終値は3月15日以来ほぼ半年ぶりの安値だっただけに、自律反発狙いの買いが先行。19日のNY市場で主要3株価指数がそろって3日ぶりに反発した上、きょうの中国本土相場が上昇し、投資家が運用リスクを取りやすくなった。中国の景気刺激策への期待も根強い。国家発展改革委員会の報道官がきょうの定例会見で、消費の急回復を促す政策を打ち出す検討作業を加速していると明らかにした。
個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、美団(
03690)が買われて相場の上昇を主導。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)、ゲーム会社のネットイース(
09999)、自動車メーカーのBYD(
01211)も大幅高だった。半面、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)が大幅安。不動産開発の碧桂園(
02007)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)は続落した。