14日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に続落。前場終値は前日比2.55%安の18834.63ポイントだった。中国企業指数は2.50%安の6467.43ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で521億1000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の19000ポイントを割り込み、じりじりと下げ幅を広げた。米国の8月の消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想を上回ったショックで13日にNY株式相場が5日ぶりに急反落し、香港市場でも運用リスクを回避する売りが膨らんだ。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ加速が警戒され、ほぼ全面安の展開となっている。
個別では、米長期金利の上昇を背景にハイテク株の百度(
09888)、アリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、舜宇光学科技(
02382)の下げがきつい。北米での売上高比率が高い創科実業(
00669)は10%超下落。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)、アリババ集団子会社の阿里健康(
00241)も安い。一方、石油株のCNOOC(
00883)が逆行高。13日に始まった自社株買いが向こう3カ月続く見込みだとしたJPモルガンのリポートが買いを誘った。