2022-09-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅続伸、方向感欠く エネルギー株高い
週明け5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続伸。前場終値は前営業日比0.10%高の3189.54ポイントだった。深セン成分指数は0.47%安の11647.21ポイントと7営業日続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4998億元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く展開。エネルギー関連銘柄が買いを集め、相場を支えた。ロシア国営の天然ガス会社ガスプロムが2日、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム」での供給再開を当面延期すると発表したことを受け、需給の引き締まりが資源価格を一段と上昇させるとの観測が浮上した。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの長期化が世界景気を冷え込ませかねないとの懸念は根強く、上値を買い上がる勢いに乏しい。
セクター別では、ガスと石油が全面高のほか、石炭、クリーンエネルギー発電設備、海運・港湾が上昇。一方、ゲーム、食品・飲料、観光が下落している。
上海B株指数は0.67%高の308.87ポイントと3営業日続伸。深センB株指数は0.52%安の1207.44ポイントと4営業日続落している。