週明け5日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前週末のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、ハンセン指数は前週末終値を150ポイント超下回って寄り付いた。米バイデン政権が中国のテクノロジー企業への投資を制限する方向で検討を進めているとの報道が投資家心理を冷やしたほか、中国景気の減速懸念も相場の重しとなっているもよう。
指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比1.52%安の19156.14ポイントで推移している。個別では、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が保有株を追加売却したと伝わったBYD(
01211)が大きく下げているほか、JDドットコム(
09618)やテンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)の下落も目立つ。半面、ペトロチャイナ(
00857)やCNOOC(
00883)が買われているほか、きょうからハンセン指数に加わった中国神華能源(
01088)も高い。