クレディ・スイスは最新リポートで、閲文集団(
00772)の目標株価を45HKドルから38HKドルに引き下げた。最近の成長力の乏しさを反映させ、2022−24年の売上高と利益の予想値を1−4%下方修正。ただ、コンテンツ産業における主要な知的財産(IP)プロバイダーとしての同社のポジションを評価し、投資判断を「アウトパフォーム」に維持した。『AAストックス』が17日伝えた。
クレディ・スイスは閲文集団の2022年6月中間決算について、まちまちの結果だったと指摘。売上高は前年同期比6%減で市場予想の3%減から下振れしたが、コスト抑制が奏功して調整済み純利益は前年同期から横ばいとなり、市場予想から上振れした。
クレディ・スイスは、閲文集団のネット小説事業はユーザー獲得の規模が縮小しているため、先行きが楽観できないとみている。 IP事業は提供が安定しており、子会社の新麗伝媒(NCM)は下半期に約3億元の利益を上げる見通し。IP派生品の新たな取り組みやテンセント傘下の騰訊影業を統合する新しいビジネスプロジェクトは完了するまでに時間がかかるとした。
閲文集団の株価は日本時間午後4時33分現在、前日比0.17%安の29.55HKドルで推移している。