2022-08-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発、LPR引き下げ期待 クリーンエネ発電設備に買い
16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。前場終値は前日比0.24%高の3283.87ポイントだった。深セン成分指数は0.30%高の12497.65ポイントと続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6359億1500万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大。前日に中国人民銀行(中央銀行)が中期貸出制度(MLF)の金利を7か月ぶりに下げたことで、同金利を算出基準とする最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)の引き下げ観測が浮上した。ただ、前引けにかけて上値が重かった。週末から週明けにかけて公表された中国の経済指標が総じて弱い内容となり、市場で景気減速懸念がくすぶっている。
セクター別では、風力・太陽光発電設備や電源設備、自動車、造船が買われる半面、バッテリー素材、観光、ガス、化学肥料が売られている。
上海B株指数は0.12%高の308.87ポイントと4営業日続伸。深センB株指数は0.15%高の1268.29ポイントと続伸した。