週明け8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.75%安の20050.15ポイントだった。中国企業指数は1.09%安の6826.77ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で416億7000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、マイナス圏でもみ合った。前週末に発表された7月の米雇用統計が強い内容だったことから、米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めが続くとの見方が広がった。米長期金利の上昇を受けて香港市場でも大型ネット株など高PER株が売られ、相場の重荷となった。もっとも、心理的節間の20000ポイントを割り込む場面もあったが、同水準では下値が堅かった。
個別では、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、JDドットコム(
09618)、テンセント(
00700)、美団(
03690)の下げが目立ったほか、スポーツウエア用品の李寧(
02331)、安踏体育用品(
02020)、ニット衣料大手の李寧(
02331)、スマホ大手の小米集団(
01810)が売られた。半面、オンラインゲーム大手のネットイース(
09999)、太陽光発電用ガラスメーカー信義光能(
00968)、乳製品メーカーの中国蒙牛乳業(
02319)が高い。国際金融株のHSBC(
00005)、香港公益株の香港鉄路(
00066)も上昇した。