2022-08-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反発も上値重い、台湾問題を巡るリスクへの懸念が重荷
4日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.15%高の3168.39ポイントだった。深セン成分指数は0.04%高の11987.28ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5484億1400万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合う展開。前日まで続落し、5月30日以来、約2カ月ぶり安値をつけた後とあって、買い戻しが入った。ただ、3190ポイント付近で伸び悩み、その後は上げ幅を縮小した。台湾問題を巡る地政学的リスクへの懸念が引き続き重荷。中国はペロシ米下院議長の台湾訪問に反発し、台湾を取り囲む海域と空域で大規模な軍事演習を実施している。
セクター別では、半導体、送配電設備、農薬、電力が高い。半面、前日に高かった軍需関連が反落したほか、自動車、風力発電設備が売られた。
上海B株指数は0.47%安の299.84ポイント、深センB株指数は0.12%高の1241.07ポイント。