2022-08-02 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:大幅反落、3200ポイント割れ ペロシ氏訪台で緊張高まる
2日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は大幅に反落。前場終値は前日比2.86%安の3166.59ポイントだった。深セン成分指数は3.01%安の12040.68ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8052億8300万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、心理的節目の3200ポイントを割り込み、下げ幅を拡大した。ペロシ米下院議長がきょう夜にも台湾に到着し、あす蔡英文総統と会談すると伝わっており、米中間の緊張の高まりを警戒する売りが優勢。ペロシ氏の台湾訪問に中国は強硬に反対しており、台湾周辺の南シナ海などで複数の軍需演習を開始した。
セクター別では、建設、建設コンサルティング、教育、化学肥料が全面安となるなど、ほぼ全セクターで売りが優勢。一方、軍需関連の一角が逆行高を演じた。
上海B株指数は2.4%安の299.40ポイント、深センB株指数は2.77%安の1239.5ポイント。