2022-07-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、朝高後にマイナス圏 3400ポイント割り込む
5日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.19%安の3398.98ポイントだった。深セン成分指数は0.71%安の12934.09ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で7506億1200万元だった。
上海総合指数は続伸スタート。中国政府による産業支援や景気対策で恩恵を受けそうな銘柄を物色する動きが相場を支えているほか、バイデン米大統領が早ければ週内にも中国から輸入する消費財にかかる追加関税の一部撤廃を発表するとの報道が材料視された。ただ、買い一巡後は下向きに転じ、心理的節目の3400ポイントを割り込んだ。バイデン政権は同時に中国の産業補助金に対する調査に着手する見込みと伝えられ、ハイテクなどの戦略分野での新たな関税の導入が警戒されたもよう。終盤にはやや戻したものの、節目を下回って前場の取引を終えた。
セクター別では、食品・飲料、電機、電子機器、ゲーム関連が安い。半面、化学肥料、石炭、バッテリー素材が上昇した。
上海B株指数は0.1%高の309.85ポイント、深センB株指数は0.11%高の1210.13ポイントだった。