30日の香港市場でハンセン指数は続落して始まったものの、上げに転じる展開。前日終値で割り込んでいた心理的節目の22000ポイントを朝方に上抜けた。中国国家統計局が寄り付き後に発表した6月の購買担当者景気指数(PMI)が製造業、非製造業ともに景況感の分かれ目となる50を4カ月ぶりに超え、中国景気減速への警戒感が和らいだ。
指数は日本時間午前10時48分現在、前日比0.12%高の22,023.211ポイントで推移している。個別では、自動車株の吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)が買われている。半面、大型ネット株のアリババ集団(
09988)とテンセント(
00700)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)が売られている。