2022-06-29 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:5日ぶり反落で3400ポイント割れ、自動車株が大幅安
29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。終値は前日比1.40%安の3361.52ポイントだった。深セン成分指数は2.20%安の12696.50ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3162億3600万元だった。
上海総合指数は、序盤にプラス圏に浮上する場面もあったが、前日に回復した心理的節目の3400ポイントを割ると、徐々に下げ幅を拡大し、きょうの安値圏で取引を終えた。前日の米株安が嫌気されたほか、指数は前日まで4日続伸し、3月4日以来、およそ4カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、自動車や風力発電設備、電機がほぼ全面安だった半面、不動産サービスや不動産開発、建設が買われた。
A株市場では、重慶長安汽車(
000625)や広州汽車集団(
601238)、北汽藍谷新能源科技(
600733)、長城汽車(
601633)など自動車株が大幅安。空売りファンドのグリズリー・リサーチが蔚来集団(
09866)の不正会計を主張したことを受け、売りが波及した。牧原食品(
002714)や新希望六和(
000876)の下落も目立った。半面、子会社の南昌欧菲光科技が米商務省産業安全保障局(BIS)の「エンティティー・リスト」から除外されたと発表した欧菲光集団(
002456)がストップ高。用友網絡科技(
600588)や保利発展控股集団(
600048)も高かった。
上海B株指数は0.63%安の307.96ポイント、深センB株指数は1.68%安の1190.65ポイント。