ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国本土で新型コロナウイルスの感染状況が改善しつつあるなか、外食セクターに対する投資家の注目度が高まっていると指摘。ただ、ブランド力の持続性やビジネスモデル、利益見通しや企業価値などを考慮して選択しなければならないとした。『信報』が27日伝えた。
個別では、既存店売上高の回復に慎重な見方を示し、カバーする外食関連銘柄の2022−23年の利益予想を下方修正したほか、目標株価を8%から−13%の幅で調整した。具体的には、ブランド力や経営陣の執行力、ブランド価値の長期的な向上などを見込み、九毛九国際(
09922)とヤム・チャイナ(YUMC)を「買い」とし、目標株価をそれぞれ20HKドル、56米ドルに設定した。また、規制緩和で海倫司国際(
09869)と周黒鴨国際(
01458)が恩恵を受けるとし、投資判断を「買い」とした。一方、これまでの株価上昇で割高感が強まっているとし、奈雪の茶(
02150)の投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。このほか、絶味食品(
603517)の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ、海底撈国際(
06862)については、投資判断を「売り」に維持し、目標株価を13.2HKドルから12.5HKドルに引き下げた。