24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.89%高の3349.75ポイントだった。深セン成分指数も1.37%高の12686.03ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1600億7600万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き、序盤に上げ幅を広げた。中国が打ち出してきた景気浮揚策が奏功するとの期待から買いが先行。香港市場との相互取引制度を通じた海外投資家からの資金流入も相場を押し上げた。指数は中盤に伸び悩んだものの終盤に一段高となり、終値ベースで3月7日以来3カ月半ぶりの高値を連日で更新した。
セクター別では、観光やガラス、太陽光発電設備、風力発電設備が上昇。一方で教育、石炭、貴金属、銀行が売られた。
A株市場では、自動車部品の浙江世宝(
002703)が連日のストップ高となり、同業の寧波均勝電子(
600699)も大幅高。LCD用ガラス基板メーカーの東旭光電科技(
000413)もストップ高を付けた。家電の杭州老板電器(
002508)と海信家電集団(
000921)、海爾智家(
600690)がそろって上昇。旅行会社の中青旅控股(
600138)、リチウム電池材料の寧波杉杉(
600884)は続伸した。半面、半導体メーカーの紫光国芯微電子(
002049)が安い。自動車株の宇通客車(
600066)、不動産株の保利発展控股集団(
600048)は反落した。
上海B株指数は0.49%高の303.12ポイントと続伸。深センB株指数は0.41%高の1188.16ポイントと7営業日続伸した。