2022-06-20 |
米国/マーケット/証券 |
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NY市況(17日):S&P500とナスダックが反発 週間では3指数がそろって大幅安
17日のNY株式相場は高安まちまち。週末を控えた持ち高調整や、四半期毎の株価指数や個別株の先物・オプションの最終売買日が重なるクワドルプル・ウィッチングで売買高が増加する中、ハイテク株やクルーズ株が上昇した一方、エネルギー株が大幅安となり、公益、生活必需品などのディフェンシブ株も売りに押された。
前日に3万米ドルを下回ったダウ平均は、朝方に240米ドル高まで上昇し、3万米ドルを回復したが、273米ドル安まで反落し、38.29米ドル安(-0.13%)の2万9888.78米ドルと小幅に続落して終了。S&P500は1.12%高まで上昇後、0.82%安まで反落したが、0.22%高と反発して終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は2.24%高まで上昇後、1.43%高で終了した。
ダウ平均採用銘柄はアメリカン・エキスプレスが4.86%高となり、ボーイング、セールスフォースが2%超上昇、アムジェン、アップル、マイクロソフトも1%超上昇した一方、シェブロンが4.57%安となり、ウォルマート、ゴールドマン・サックス、ダウ・インク、キャタピラー、ホーム・デポが1%超下落した。
週間ではダウ平均が4.79%安、S&P500が5.79%安、ナスダック総合が4.78%安とそろって大幅に3週続落。ダウ平均は12週間で11週の下落となった。経済指標の悪化や米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の大幅利上げが決定されたことで、景気後退懸念が強まった。最高値からの下落率は、ナスダック総合が33.4%安、S&P500が23.7%安とともに「弱気相場」圏で終了し、ダウ平均は19.1%安となった。