2022-05-10 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、朝安後プラス圏 風力・太陽光発電設備が全面高
10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.17%高の3009.22ポイントだった。深セン成分指数は0.39%高の10807.61ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5316億9400万元だった。
上海総合指数は心理的節目の3000ポイントを下回って寄り付いた後、徐々に下げ幅を縮小すると、節目を回復し、プラス圏に浮上した。前日の米株安が嫌気されたほか、「ゼロコロナ」政策によるサプライチェーンの混乱で中国景気が減速するとの懸念が相場の重しとなった。ただ、景気対策への期待は根強く、買いが広がった。セクター別では、風力発電設備や太陽光発電設備がほぼ全面高。建設や半導体も買われた。半面、石炭や採掘、化学肥料が売られた。原油先物価格の下落を受けて石油も安かった。
上海B株指数は0.92%安の287.03ポイント、深センB株指数は0.09%高の1032.63ポイントだった。