週明け17日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.58%高の3541.67ポイントだった。深セン成分指数は1.51%高の14363.57ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1197億300万元だった。
上海総合指数は序盤に小高く推移した後、中盤に上げ幅を拡大し、堅調に推移した。指数は前週末に約2カ月ぶり安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。一方、きょう午前に発表された2021年10−12月期国内総生産(GDP、速報値)は前年同期比4.0%増となり、伸び率は7−9月期から0.9ポイント低下したが、通期では8.1%増となり、いずれも市場予想を上回ったことが好感された。セクター別ではインターネットサービス、ソフトウエア開発、通信サービスなどがほぼ全面高となった半面、医療器械やバッテリー素材、漢方薬が売られた。
A株市場では、用友網絡科技(
600588)や曙光信息産業(
603019)、紫光(
000938)、歌爾(
002241)などが大きく上げたほか、製品価格の値上げを発表した隆基緑能科技(
601012)も買われた。半面、中国旅遊集団中免(
601888)は2021年12月本決算で6割前後の増益となる見通しを発表したが、5%超下落した。麗珠医薬集団(
000513)や華潤三九医薬(
000999)の下落も目立った。
上海B株指数は0.11%高の287.16ポイント、深センB株指数は0.26%高の1179.87ポイント。