2022-01-12 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅反発、インフレ懸念和らぐ 大型ネット株が急上昇
12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に反発。前場終値は前日比2.12%高の24241.15ポイントだった。中国企業指数は2.20%高の8552.76ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で814億7000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の24000ポイントを超え、上げ幅をじりじりと広げた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が11日の再任指名公聴会で行った証言が想定の範囲内と受け止められ、米長期金利の上昇が一服したことで、同日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。きょうの寄り付き後に発表された中国の2021年12月の物価統計は、消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)の伸び率がともに市場予想を下回った。インフレ懸念が和らぎ、ハイテク株を中心に買いが膨らむ展開となった。
個別では、インターネット・プラットフォーム企業のJDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)、テンセント(
00700)が大きく買われている。前日大引け後に配当などの経営戦略を発表したCNOOC(
00883)は急上昇。前日下げた自動車株の吉利汽車(
00175)とBYD(
01211)は買い戻された。半面、不動産開発の中国海外発展(
00688)と碧桂園(
02007)、龍湖集団(
00960)が安い。豚肉大手の万洲国際(
00288)は続落した。